許せない!!動物虐殺に怒りの鉄拳!!!
2003年2月14日今朝、玄関のインターホンの音で目が覚めた。
出迎えると男の人が一人。
読売新聞社の記者だという。
はて?
なぜ記者が我が家に??
全く訳のわからない私は、寝ぼけながらも応対した。
「実は昨日起きた犬の虐殺事件についてお聞きしたいのですが・・・この事件はご存じですか?」
虐殺・・・??
起きたばかりの私にはさっぱり事情がのみこめなかった。
(恥ずかしながら)素直に今起きたことを伝えた。
「何かあったんですか?」
「ええ、実は・・・」
記者の話。
事件が起きたのは昨夜7時半頃。
我が家の近くを男性が愛犬ゴンを散歩させていたのだそうだ。
よくあることでめずらしくもなんともない。
私はバイトに行っていたため、全く知らなかった。
飼い主の男性にとってもそれはいつものことで、その日も普通通り家をでた。
散歩コースは決まって田んぼに囲まれた農道。
車1台がやっと通れるほどの小さい道は車通りも少なかった。
男性はゴンをヒモに繋がないので、この農道は散歩コースには最適だっただろう。
農道の半ばにさしかかった頃、前方から車が来た。
男性は右側によけた。
その時ゴンは男性の7、8メートル先のたんぼの中をうろうろしていた。
通り過ぎると思われた車はなぜかスッと一時停止したという。
そして・・・。
「窓から散弾銃で発砲したんです。犬はほぼ即死でした」
その瞬間、ふと思い出した。
2ちゃんねるで子猫の虐殺を4時間に渡りオンライン上で公開したあの男の事件を。
殺されたこげんたちゃんの、瞳孔の開いたあの目を。
記者には「犬に関わるトラブルがなかったか」など聞かれた。
近所の方々は動物好きな人ばかりで、自分の愛犬愛猫自慢をするくらいだったので、全く心当たりがないと答えた。
記者は帰っていった。
記者が帰った後、急いで朝刊を見てみた。
載ってる。
事件の概要は記者に聞いたのでほとんどわかっていたが・・・。
最後に、飼い主の男性の父のコメントが小さく載っていた。
『息子が血だらけの犬を抱えて泣きながら「ゴンちゃんが殺された。撃たれた」って帰ってきた。絶対に許せない』
このコメントを読んだ瞬間、大粒の涙が新聞にボトボトッとこぼれ落ちた。
愛犬を自分の目の前で殺されるなんて、どんなにつらかっただろう。
銃で撃たれたゴンを抱えて泣きながら家路をたどった男性を思うと、悲しくて悔しくてやりきれなくて涙が出た。
おそらくゴンは男性の腕の中で息をひきとったのだろう。
男性は消えていく生命を見つめながら何を思ったのだろうか。
突然、わけもわからぬまま奪われた生命。
なぜ、どうして?
おかしい。
何かが間違ってる。
犯人がどんな動機で殺したのかはわからないが、自分より弱い無抵抗の動物を殺すなんて情けない。
うさをはらしたかったのかムシャクシャしてたのか、例えどんな理由があったにしろそんなの人間のエゴだ。
自分勝手ないいわけにしかすぎない。
動物が嫌いでもかまわないけど、なぜ殺す?
こげんたちゃん事件の時もそう。
明らかに楽しんでいるだけ。
なぜ、どうして・・・。
すいません。
長い日記。
今日はバレンタインでしたね。
でもそんなのちょっとど〜でもいい感じになってしまいました。
こげんたちゃんの事件、知りたい方は「こげんた」で検索するとたくさんでてきますので・・・。
ただし虐殺写真は見ない方がいいと思います。
本日のバックミュージック。
ゴンちゃんが天国へ行けますように。
そこが幸せで暖かい場所でありますように。
無限に続く時の中で いつかめぐり逢う
その日まで I’ll never say good-by.
「Yours only」m-flo
追加更新。
犯人逮捕されたそうです。
中年の男二人組でした。
「きつねと間違えて撃った」とのこと。
いくら田舎とはいえ、こんなところにきつねなんているわけないです。
しかもここは夜間禁猟区。
住宅、駅が近くにある中、発砲するのは常識的に考えておかしいと思います。
きつねがいたら道路でも撃っていいのかって感じです。
母とも話したのですが、動機は他にもあるのではないかと。
どちらにしてももうゴンは帰ってきませんが・・・。
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